コンビニ人間読みました。

コンビニ人間を読みました。

コンビニ人間 [ 村田 沙耶香 ]

何かに属していたいこと、他人となじんで生きていきたいということは誰にもあって、主人公の古倉さんのストレートな感性は、私はとても好きです。茹でただけの野菜や、色のない水が好きというのは、若いころの私でしたら変と思ったかもしれないけど、60歳の今の私は、それもいいよねって思います。

何にも属さないことに恐れがあって、古倉さんに共感を覚えます。 アルバイトだって週5日働いて、自活している古倉さんはえらい。 それぞれいろいろ感じ方があるだろうなと思う小説でした。

初版グリム童話集 白雪姫を読みました。

初版グリム童話集(2) 白水Uブックス165/ヤーコプグリム,ヴィルヘルムグリム【著】,吉原高志,吉原素子【訳】

日本に入ってくる前の白雪姫について、話をきく機会があって読んでみました。白雪姫の継母は実母で、母に復讐して物語は終わります。 他の作品も少し読んだのですが、子供は欲望に逆らえず、ダメって言われていても、食べてしまうし、行ってしまうし、そういうことを罪であるとは書いていず、当たり前のこととして書いています。そうよねえって納得したり。

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